10年後に会いましょう
「・・・・・・〜ッ!!」
私は今声にならない叫びをあげていた。
なぜって、今ぶつかった人が、私好みの超カッコイイ人だったからだ。
これこそ、う・ん・め・い!!ってやつでしょ!?っつーか運命!!決定!!
「大丈夫ですか?」
カッコイイ人にそう言われ手を差し出された。
「は、はい!!」
私はその人の手を取り慌てて立った。
「すみませんでした!!ぼ〜っとしてて・・・あのお名前教えてもらえませんか?」
私が意気込んでそう言うと彼は少し驚いて、
「あ・・・あのランボです・・・。」
と、答えた。学校にいるんだから留学生かしら・・・。
「それでは、これで・・・。」
ランボさんは、そのまま屋上まで走っていってしまった。
これは、もう追いかけるしかないでしょ!!
私は、彼に続いて走り始めた。
思いきり屋上の扉を開く。
「は・・・?」
そこにいたのはクラスメイトの沢田、山本、獄寺。それに帽子被った赤ん坊と牛柄の赤ん坊、それにチャイナの赤ん坊・・・。
素敵なランボさんは?
私がキョロキョロしていると沢田が声をかけてきた。
「どうしたの?さん?」
「ステキな人見なかった?私一目ぼれしちゃった!」
「「「ステキな人?しかも一目ぼれ!?」」」
三人の声がハモる。
「そう。あんた達なんか比べ物にならないぐらいカッコイイ人よ!!」
そう言うと、獄寺はなんだと!?と怒りだし、山本はお前も言うなぁと笑い出し。(なんでこの二人がモテてファンクラブがあるのか謎だわ。)沢田は心当たりがあるのか首を傾げていた。
「沢田?心当たりあるみたいじゃない?」
「う・・・うん。名前とか聞いた?」
沢田が恐る恐るきく。
「もちろん!!ランボさんって言ってた!!」
私が笑顔で答えると皆の顔が一斉に牛柄の赤ん坊のほうに向いた。
「ちょっと待っててね。」
沢田達は牛柄の赤ん坊を連れるとどこかへ行ってしまった。
とり残された私はとりあえず待つために手すりに寄りかかり座った。
ランボさん、会いたいなぁ。もう一度会えたら何を話そうか・・・。
向こうも一目ぼれだったらマジ嬉しいな。(ありえないけど・・・)
「あの・・・」
声のするほうを見るとランボさんがいた。そのまま、歩いて私の前に立った。
やっぱり、かっこいい。
「なんか、俺を探してもらっていたみたいで。」
「あ、あの、私って言います!さっきはありがとうございました!!あの、一目ぼれしちゃったんです!!良ければ付き合ってください!!」
・・・って何言ってんの!?私!?告白するつもりなんてなかったのに!
・・・・・・でもランボさん見てたらここで言わなきゃもう会えない気がして・・・そのまま消えてどこかへ行ってしまう気がした。
「さん、すみませんが今はお付き合いできません。」
すまなそうに謝るランボさん、振られちゃった・・・。そりゃそうだよね。いきなり、訳わかんない女なんかに告白されたら困っちゃうよ・・・。
「けど・・・」
ランボさんが口を開く。私は顔を上げて彼を見た。
「10年後・・・もし会えたらその時はお付き合いしましょう。」
そのまま彼は微笑んだ。
「10年後・・・」
「もしかしたら、あなたは他にもっと良い人を見つけているかもしれませんね。」
「ううん!!見つけない!!見つけられるはず無いよ!!私はランボさんが好きなんだから!!」
会ってから間も無いけど、すぐにピンと来たんだよ!?私は運命なんて信じてこなかったけどランボさんとの出会いは運命なんだろう。って。
「俺を好きになってくれてありがとう。」
私の言葉に驚いていたがすぐに笑ってくれた。
「今日、屋上でランボさんを探したように10年後ランボさん探し出すから!!見つける自信あるからね!!」
私は片手の人差し指と親指を立てランボさんの前に出した。
「じゃあ、俺も10年後、さんを探します。10年後に会いましょう。・・・それでは、時間なんで・・・」
彼は私のおでこにキスをし校舎内に行ってしまった。
10年後会えるかなぁ・・・絶対会うよ・・・。
私はそのまま静かに涙を流していた。
長い長い10年越しの約束に・・・。
そして、戻って来た沢田達に慰められてなんだか笑えた。
待ってるからね・・・・・・。必ず見つけるからね。
そして、10年後・・・。
「ランボさん!!」
「さん!?」
私達は再会し約束を果たすことになる。
終わり
初ランボドリ。
白王的に10年後ランボも好きですがちっちぇぇランボも好きです
「くぴやぁぁぁ」とか「ガ・マ・ン」とか・・・(オイ)
2/8 白王 龍華