怖くなんかないんだよ。






 銀ちゃんを信じてるから。








 奪回作戦







 「あれ〜。ー、どこいったー?」


 銀時と神楽、新八が家に帰ってくると

 いつも笑顔で迎えてくれるはずの

 彼らの愛するがいなかった。


 「ー、便秘アルかー?」

 「お前っ、何言ってんの!俺のはそんな事にはなってねーぞっ」

 「いつから銀ちゃんのモノになったアルか?」

 「いつからって・・・そりゃ生まれたその日か・・・・ぐはっ!

何すんだ!新八!」


 銀時の後頭部には新八の木刀が突き刺さっている。


 「ワケわかんないこと言ってないでこれ見てくださいっ!!!」



 新八から一枚の紙を手渡され

 銀時は頭をさすりながらそれを見る。



 「なになに・・・『は返してもらう by真撰組』・・・・・」




 「なんっじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」




 「ほら、ちゃんは土方さんの幼馴染だったらしいじゃないですか。


  だから、返せって・・・・。」



 

 神楽は傘の確認をし、定春に飛び乗り万屋を飛び出した。




 「あんにゃろっ!!一人でを助けに行く気だな!!!」


銀時も負けじとスクーターに飛び乗る。




 




 「・・・・・僕は留守番ですか。」

 
 一人残った新八は寂しそうに店の中に入っていった。






 














 






 「相変わらず汚いなぁ、歳ちゃんの部屋は。」

 「うるせー、片付けしよっかって聞いてきたのはお前だろ?」


そうだね、と言っては笑って土方の部屋を片付け始める。


 土方は動き回るをしばらく見ていたが、

 急に立ち上がりの腕をとり、その動きを止める。


 「どうしたの?」


 「・・・、真撰組で働かないか?」


 「歳ちゃん、知ってるでしょ?私は今、万屋さんなの。」


 「・・・やめろよ。」


 「やだ。」


 「何でだ?


  山崎に調べさせたが、ロクな給料もらってないんだろ?


  だったら、どうして?」




  は小さくうなづいて


  土方の目を真っ直ぐに見る。








 「離れたくないんだ。みんなと。・・・・銀ちゃんと。



  離れて暮らすなんて想像できない。



  したくもないの。」


 

 土方はそんなに・・・とつぶやき

 は今まで見たことのないような

 土方の目に気がつく。




 「・・・わすれさせてやるよ。」





 言うが早いか気づくとは土方の腕の中にいて。



 こめかみのあたりに土方の唇の感触を感じる。



 「やめた方がいいよ、歳ちゃん。」



 「・・・どういう意味だ?」



 
 「私は銀ちゃんを忘れることなんてできない。」




 


どがしゃーーーーーーーーーーーーーん







 部屋の窓が割れそこから飛び込んできたのは

 定春と神楽であった。



 「を返せェェェェェェェェェェェェェ!!!!」



神楽が土方に殴りかかろうとした時

 見慣れた姿が神楽を抑えるのがの目に飛び込んできた。



 「銀ちゃん!」



 「はぁい、そこまでぇ。」


 
 そういってすたすたとの方に歩いてくると

 土方の手の中からを取り

 お姫様抱っこをして歩き出した。




 そして、一旦とまって土方の方を振り返った。










 「悪りぃな、


  俺、こいつ無しじゃ生きていけないんだわ。」








 そう言って土方の見てる前で


 の唇に、自分の唇を押し当てた。





 「そういうわけで・・・」





 を抱きかかえたまま、



 放心状態の土方と、怒り狂う神楽を残し



 真撰組屯所を後にした。









 「・・・・ねぇ、銀ちゃん?」 




 「んー?」




 「もう一回さっきの聞きたい・・・な。」




 「さっきのって・・・・」




 「銀ちゃんは私がいないと生きていけないってやつ。」




 「覚えてんじゃねーか!!」



 言葉尻はいつもと同じ。




 だけど




 「・・・銀ちゃん、顔真っ赤。さては、照れてるね?」




 「さっきから、は俺をからかってねーか?」



「べっつにー。」






 「おしおきだ」






 「へ?」









 抱きかかえられたまま






 道の真ん中で






 銀ちゃんの熱い温度を感じる。














 息もつけない深いキスの嵐。











 お互いの唇が離れて顔をみると




 言い出した本人なのに








 「銀ちゃん、また真っ赤。」





END







うちの銀ちゃんってキス魔ですよねー。
今日気づきました(遅)
まあ、所詮瀬尾の趣味なんですが・・・(爆)
いいじゃないっすか、お姫様抱っこでキス・・・(笑)


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