「さてと、はどこまで行きたいー?」
「うーん・・・とりあえず」
どこまでも
「おいおい、具体的にないわけー?」
そういって銀ちゃんは指でかちゃかちゃと鍵をまわした。
「久々に二人っきりで行くのよ?デートなのよ?
ったく・・・、さんはいまいち鈍いからわかんないと思うけど
俺、燃えてるのよ!?」
「・・・今、なんとなく分かったよ。」
めんどくさがりでだらだらするのが大好きな銀ちゃん。
最近ではしゃべり方で銀ちゃんの燃え度が分かるようになった。
「・・・ま、いいや、乗れや。」
そういって銀ちゃんはメットをかぶる。
二人おそろいのヘルメット。
「何、にやけてんのー?のえっちー」
「どっちがよ。」
そうして銀ちゃんのスクーターはうごきはじめた。
「久々だねー!!!」
風でお互いの声が聞こえにくいからスクーターに乗ったときは大声で話している。
「最近は神楽と新八がこびりついてたかんなぁ。」
何ヶ月ぶりかにつかまった銀ちゃんの広い背中。
銀ちゃんのにおいが私の中に満ちていく。
「へへっ、銀ちゃんのにおいだぁっ。」
「あー、今なんか言った?」
「なーんにもっ」
広くて、たくましいのに
少し猫背な銀ちゃん。
銀ちゃんの体に巻きつけた腕に力をこめて
「全部、私だけのものだよね。」
「ったく、かわいいことしてくれるじゃねーの。」
「??なんか言ったー?」
「あぁー、今、気分いいから飛ばすぞって言った。」
そして、銀ちゃんはスクーターの速度をあげた。
END
どこまでも銀ちゃんの背中にはりついていきたいです(笑)
12/19 瀬尾 亜梨子
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