とても元気な人。


見てて私も元気になる。





         登校二日目(後半)




「しっつれーいしまーすv」


5限の後の休み時間。


明るい声で三年生が教室にはいってきた。


まわりでは女子がきゃーきゃーいって騒いでいる。

それが一応にも理解できた。


かっこいいというよりもかわいい感じでいかにももてそうな雰囲気である。






「ねえねえっ、海堂はどこいるか知ってる??」



その三年生は海堂を探しているらしく、

海堂の隣の席である、に声をかけてきたのだった。




「えっと・・・わかんないです。」




は困り顔で三年生を見上げた。

もちろん、無意識である。





(むっちゃかわいい!!タイプ!!!)





「ねえ、名前!そう!!名前教えて!!」

「・・・・・・海堂君の、ですか?」


「ちっっっが〜〜〜〜〜う!君の!!」

はよく分からないまま小首をかしげて答えた。

「えっ、あっ・・・ですけど・・・?」

「うんうん、ちゃんね〜。あっ下の名前で呼ばれるの嫌???」

「い・・・いいえ。」





(やっぱ、かわい〜〜〜〜〜〜〜〜)




「おれっ菊丸。三年六組きくまるえーじですっ。

よろしくにゃ。」

「は、はあ。」

「・・・・っと次の授業に間に合わなくなっちゃうにゃ。

じゃあ、ちゃん、またね〜〜vvvv」

そういうと英二はスキップで教室を出て行った。










「・・・・・・・海堂君はいいのかな。」




その後、六限のはじまりそうな3−6では・・・・。

「英二、何かいいことあったの?(さっき、僕がおしおきしておいたのに)」

「ん〜?べっつに〜」

浮かれて、にやにや笑う英二と、ほんのり不満そうな不二が並んでいたという・・・。














「あっ、雨。」

学校も終わり、帰ろうとしたときぱらぱらとふってきたのだった。

は昇降口にたってそっと空を見上げる。

「結構ぬれそうだけど・・・・仕方ない」

そういって、かばんをぬれないように抱え込みは雨の中へ飛び出したのだった。



(やっぱ結構雨足つよいなー・・・)


そんなことを考えながら校門をくぐろうとすると、きゅうに何かに腕をひっぱられた。

「・・・ほえっ!?」

何事かと思うと青い色のジャージをきた男の人がの腕をつかんでいる。

「あの・・・?」

「濡れて帰ったら風邪をひくよ。」

とても優しい声と目をしている人だ。

「大丈夫なんで、気にしないでください。」

「女の子だろう?これ、貸すよ。」

そういってその人はの頭上を指差す。

は気づいていなかったが、その人を傘の中に入れていたのだった。


「でっでも!」

「俺のことは気にしないでくれ。今から部活だから、終わるころにはやんでると思うし。」

「でも・・・・」

「三年二組、大石秀一郎。」

「えっ?」

「いつか返してくれればいいよ。」

(この人は素でいい人なんだ・・・)


「では・・・・必ずお返しに行きますね。」

そして大石は爽やかに笑い、じゃっといって校舎の方に走り始めた。


「あっ!あのっ!」

「?」

たちどまった大石には大声で叫んだ。

「私、二年のっていいます。」


「そうか。うん、気をつけて帰れよ、!」



大石はにっこりと笑い、また、爽やかに走り始めたのだった。







ゴールデンペアがそろってに挨拶するのは、



すぐ近い未来――――。










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