学校探検二日目の旅にでよう。

できたばっかりの友達は部活の昼練だから


とてもきままな一人旅―――――







        
 
           登校二日目(前半)









「あっ、こっちは三年生の教室なんだ?」


ここは青学。

結構なマンモス校でもあって。

その中は入り組んでいて複雑である。



(特別な教室とかみたいなー。音楽室、とかどこだろ)

そんなことを考えながら

本能の赴くままに廊下を歩きまわる

そして、何気なく角を曲がると、目の前には人。

やばいっと思ってももうおそいのであった。



どんっ



「うきゃっ!」


ぶつかった拍子に相手にはじかれ、倒れる覚悟をは決めた。



・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・?





「大丈夫?」

力強い手がの肩に触れる。

「・・・・・・・・・え?」

顔をあげるとなんとも端整な顔がの顔を覗き込んでいた。


「あっ、あの、だっ・・・大丈夫ですっ」

「そう?よかった。」


ぶつかつた男の人はにっこりと笑う。

これもまた、端整。

(小柄で華奢な感じなのに、なんか力強かったな・・・。

運動部かなんかなのかな?)



「・・・・・・・ほんとに大丈夫?」

がぼーとしていたためか気づくとまた覗き込まれている。

「あっ・・・はい!」


が赤くなるのを見て彼はにこにことしていた目を少しだけ開いた。

それも束の間、またすぐににむかって微笑んでいた。



「名前、教えてくれないかな?」

「はい、二年のといいます。」


それをきいてまた、彼はふっと笑った。


「僕は三年の不二周助。

これも何かの縁だし、よろしくね。ちゃんv」


「よろしくお願いしますね。不二先輩。」



不二が何か話そうかとしたそのとき、

「不二ー。ちょっときてぇー。」

廊下の奥からなんとも死にそうな声がしてきた。

「…宿題は自分でやれっていってるのに・・・。英二ってば。

ごめんね。僕、ちょっと呼ばれてるから、またね。」

そういって不二はに手をふりさっていった。


ちなみにこの後、菊丸は宿題の答えが全部間違えているということで居残りの罰になったらしい。
















「・・・・」

いまさらだが、は方向音痴である。

そしてここは青学。

「・・・えっとぉ、あっちが物理室で、コッチが美術室で・・・・」


不二とわかれた後、ふらふらとさまよっていた


「・・・・・ここはどこ?」


完全に迷子のようだ。


「えーい、ここにはいってみちゃえっ」


目の前にあった教室のドアを勢いゆくはあけた。

先生でもいればなーと思ってやったことである。

目の前に広がるのは少し薄暗く、ビーカーやらフラスコがおいてある、まさに化学室だった。


「うわー・・・。いかにも実験室みたい・・・」


ごぼぼぼぼ


(うん?)





「だーれーだー?」






「キャー――――――――――――――――――!!!!!」

は後ろからふってきた声に驚き、教室の中にはじけとんだ。



「驚かしてすまない。」

(ぁっ・・・・・人か。人がいただけなんだ(汗))

「す・・・すみません。私こそ。」

「で、君、ここで何してるんだ?授業は今日は入ってないはずだが・・・。」

(あんたこそ何してる!?)


そんなつっこみができる訳もなく。

「私、転校生で、校内歩いてたら迷子になっちゃって・・・・」









・・・・・。





ぶププっ





「あー!笑わないでくださいよっ。」

「す・・すまんすまん。・・・・さて、じゃあ、いこうか。」

「へ?」

「送っていくよ。」


はぱあっと顔を明るくする。


「ほんとですか!!ありがとうございます!」

「2−7でいいんだろう?」

「・・・なんで知ってるんですか?」


「転校生がはいってきたクラスだから。」

「そ・・・そうなんですか。」

「俺は3−11の乾貞治だ・・・えっと・・?」

です。」


ね・・・。」

(データを集めてみるか)

乾がそう思ったのは言うまでもない。




そして、また、彼らが再会するのは


ほんの数日後のハナシ。







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