お弁当を食べたら、

校内探索


                ―登校一日目(後編)―

「ここが売店・・・」

メロンパン、アンパン、焼きソバパン・・・
学生の心の友の売店。

そして一番の売店の友といえば……

「おねーさんっ!いつもの!」

「はいはい。いつもありがとー。」

売店のおばさんはパンを大量に取り出し並べていく。
真横で行われているその光景を
は驚いて見つめている。

「あれ、俺、もしかして邪魔してた?」

彼はの顔わ覗き込んだ。

「いえ、見ていただけなんで、気にしないでください。」

(うわっ!かわいーな、かわいーよ。)

「あっ!あんたあれだろ?2−7に転校してきた…」

 ですっ」

「そう!俺、2−8の桃城武。
隣のクラスなんだ。よろしくな。」

「桃城君ね。うん、よろしく。」

「売店くるときは俺を呼べよ〜。売店とは親友だからさっ。」

は桃城を見上げて笑った。

「ありがとっ」


!」
「あっ先生。」

の担任が桃城との間に入る。

「さっき言い忘れたことがあってな。
うちの学校は必ず一つの委員会にはいらなきゃいけないんだが…。」

「委員会ですか?」

「ああ、空いてるのがひとつしかないから、選択権もなくて申し訳ないんだが
今からいけるか?」

「わかりました。じゃあね、桃城君。」
「おうっ!またな!」

手を振ってを見送った桃城はポツリと
「越前のとこだろうな」
とつぶやいていた。




ぱこっ
「越前君、寝てないで仕事しなさい。」

司書の先生がリョーマの頭を軽く名簿でたたいた。

「ここ、眠くなるんすよ。」

暖かい空気と静かでのんびりとした雰囲気の図書室。
リョーマは座ったまま大きくあくびをして
司書の先生の隣にいる見れない少女を見つめる。

「そうそう、あたらしい委員の子よ。」

「2−7に転校してきた です。よろしくお願いします。」

そういってリョーマに笑いかける
「…一年の越前リョーマっす。」

「えっ、一年生?大人っぽいから同い年くらいかと思っちゃった。」

そういってまた笑う。

(…やばいな)
「越前君、よろしくね。」

(やばいっていうのに…)

「リョーマ。」
「ん?」
「リョーマって呼んで。先輩。」

生意気そうににほほ笑む。

一瞬、は目をぱちくりさせたが、またすぐに笑顔にもどった。




彼らが2−7によく向かうようになるのは
もう少し後のハナシ。





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