「小腹もすいちゃったし、何か食べに行ってみようかな・・・。」
「あれっ、!」
「あっ桃城君!何してるの?」
廊下をうろうろしていたは目の前からきた桃城に
手を振りながら近づいていった。
「クラスの方がさ、暇になったもんでぶらぶらしてたんだ。」
「そうなんだ。私もだよー。」
それを聞いて飛び上がる桃城。
まわりにテニス部レギュラー陣(特に某F先輩)がいないことを確認し
に笑いかけた。
「一緒にみてまわるか!」
はそれをきいて、嬉しそうに笑って桃城を見上げた。
(かわいいなー、かわいいよっ・・・!!!(感激))
「じゃあ、どこいこっか・・・。
あっ!先輩たちのクラスをまわってみるとか!!」
はさも名案かのようにそう言い放ち桃城の腕をつかんだ。
「・・・・それはやめよう。」
「なんでー。」
ぷうっとふくれるをみてかわいいなーとか思いつつ
他の部員に会わないようにするべく、クセものの桃城は策を練る。
「ほら、俺たちがいったら仕事の邪魔になるかもしれねーだろ?」
「そう・・・かな?」
ある意味桃城の言うことは正しい。
が行けばレギュラー達は仕事を放ってでも
にかまうであろう。
「そうだぜ。だから違うところいこう!」
「うん、分かった。」
桃城は単純純粋でよかったと胸をなでおろした。
「さてっと、じゃあ・・・」
くきゅるるるるるるる。。。。
「腹減ったなー、腹減ったよー・・・。」
「じゃあ、何か食べにいこっか。」
「よしっ!俺、ちゃんとうまそうなものが食えるとこチェックしてるぜ!行くぞ!!」
そういうと桃城は水を得た魚のように人ごみの中をいきいきと歩き出した。
「どこいくの?」
「二年のクラスでうまそうな丼屋やってるとこあんだよなー。そこいくぞー。」
「うっ・・・うん!」
少し歩いて桃城が止まった。
「、俺歩くの早いか?」
「えっ、そんなことなよっ」
しかし明らかにワンテンポの歩きの方が遅い。
桃城はの手をつかんでまた歩き始めた。
「迷子になったら困るしな!」
手をひかれて歩いていては桃城の歩幅が自分のそれと同じになっていること気づいた。
「ありがとっ!」
「おっ?おうっ」
そしてたどり着いた丼屋は、まだお昼時間には少し早いからか
ほとんど人がいなかった。
二人は席に案内され、メニュー票を開く。
「よっしゃ!食い放題だっ!!」
「桃城君、どんなに食べる気?」
「全部かな〜っと」
「・・・・・・・」
「・・・それはやめてね?」
「何でだよ。」
「あっちから、視線、感じない?」
「・・・・・あっ。」
桃城の大食いはもちろん校内でも有名だ。
その桃城が自分のクラスにきただけで不安だった丼屋クラスの方々は
桃城の全部発言でさらにおびえている様だった。
「うっ、嘘っすから!頼むのは一杯だけっすよ!」
そういったとたんあちこちから安堵のため息が聞こえたそうな。
「・・・って、おい。な〜に笑ってんだよ、。」
は口元を押さえ声に出して笑うのを抑えているようだ。
「だっ・・・だっておもしろいっ・・・。」
「・・・悪かったな。」
「いい意味だよ。桃城君といると楽しいってコト。」
極上スマイルのに勝てるワケもなく
桃城は顔が赤くなるのを精一杯抑えていた。
「じゃあ、今日はずっと楽しませてやるよ。」
「うんっ。ずっとだよ?」
「ああ、ずっと・・・だ」
お前が望むならずっと
側にいる
望まれなくたって
お前が笑っていられるならばいいと
そんな風に思ってしまう。
俺は
瀬尾が好きだから
END