Altair&Vega
「五色の短冊私が書いた〜♪」
今日は7月7日。青学テニス部でも笹の葉に短冊飾って七夕です!!
「何々、リョーマ君の願いは・・・」
「見ないで下さいッス!!」
部員の皆は次々と願い事をかけていく。
「あれ、は飾らないの?」
「は!?」
英二に訊かれてドキッとなる。私の願い事は・・・
「織姫と彦星がきちんと会えます様に。で良いかな?」
織姫と彦星を私とあの人に重ねてる。
初めて会ったのは船の上。青学のメンバーがエキジビションマッチ呼ばれてマネージャーの私もついて行った。そこでアイツに会った。リョーマ君のお兄さんって言ってた。越前リョーガ。リョーガは最初っから私に好意を持ってくれてた。私は最初大嫌いだった。嫌な奴!!八百長を持ちかけるなんて!!って思ったけど、だんだん惹かれていった私がいた・・・。けど、認めたくなくて・・・。
リョーガがいなくなったときやっと自分の気持ちに気付いた。告白できなかった。伝えたい・・・。だから・・・会いたい。
「先輩。」
ボ―ッと笹を見ていた私にリョーマ君が話し掛けてきた。
「ちゃんと、彦星と織姫は会えますよ。」
リョーマくんはそれだけ言うと皆のところへ戻ってしまった。
私は空を見上げた綺麗な夕焼けが広がっている。これなら綺麗な天の川が広がって彦星と織姫が会えそうだ。
「すっかり遅くなってしまった・・・。」
私は暗くなった道をのんびり歩いていた。あの後、皆でタカさんちでお寿司を頂いてしまった。美味しかった・・・七夕寿し。さすがタカさんち。また食べたいわ。
ふと気がつくと街頭の下に誰か立っていた。
「オイオイ、そんな無防備な顔してると変な奴に狙われるぞ。」
どっかで聞いた事のある声・・・。私はそのまま突っ立って鞄をどさりと落とした。だんだん近づいてくる影。
・・・あの人は・・・。
「よっ、久しぶりだな。」
リョーガだ・・・。
「お、おい何泣いてんだよ!?」
現実・・・?夢じゃない・・・?
リョーガは私に走り寄って私の頬に触れた。
あったかい・・・夢じゃないんだね・・・。
「どうした?ん?」
「リョーガ・・・」
「うん、久しぶりだな。。」
久しぶりのリョーガの笑顔に私は思わず抱きついて泣いてしまった。
織姫と彦星もこんな思いなのかな?
「?」
驚きながらもゆっくりと頭を撫でてくれる・・・。
「会いたかった・・・。」
「俺もだ・・・。」
言いたいことは山ほどあったけど今はこれだけが言いたかった。
私は涙を拭き顔をあげた。
「リョーガ、私好き!!リョーガが好き!」
リョーガは驚いたような表情をした。
「リョーガ?」
「いや・・・。驚いたな、まさかな・・・。チビスケに帰って来いって言われたときには何かと思ったけど・・・。」
リョーマ君・・。あの時の言葉はこの事だったのか。今度ファンタを好きなだけ奢ってあげよう。
リョーガは優しい顔をして私を見つめた。
「俺も本気で好きだぜ。もう、離さなねぇからな。」
ギュッと私を抱きしめてくれた。
「私もだよ!!覚悟しといてね。」
「お互い様だ。」
空には満天の天の川。空の織姫と彦星に負けないくらい私達も素敵な恋人同士になれてるよね・・・。
終わり
後書き
七夕にちなんだドリ〜。初リョーガ。リョーガになってるでしょうか?
リョーガ大好きです。青学に入って欲しい。
どこにいるかわかんないのにリョーマ君よく連絡とれたね。って言うのは無しの方向で(笑)