僕の中の黒い獣は


 いつしか白い光に包まれていた



 全ては―――








ALL STANDARD IS YOU










 僕はとてもひねくれていて


 大好きな君に痛いくらいの傷をつけてみたくなる。


 そうやって僕の存在を君に植え付けようとしてしまう。


 
 

 でも、君は




 
 そんな僕に気づいているのかいないのか



 「不二先輩!」



 微笑んでは




 僕に近寄って楽しそうに話をしてくれる。









 あなたの 優しさ降らない日はない
 あなたの 夢を見ない日はない


 






 いつからかな


 僕の中の残虐的な気持ちが


 ほんの少しずつ解きほぐされていったのは・・・





 きっと




 ちゃんが





 ずっと側にいてくれたから・・・



 それが僕の世界にさした救いの光







 
 あなたの 空が曇る日はない
 あなたの 歌が届かない日はない
 







 頬をさすような風が僕を迎え撃つ



 
 [校門の前で待ってる]



 あの走り書きのメモにちゃんは気づいてくれたかな。




 この思いを伝えるのも伝えないのも自由



 怖さ故、閉じ込めて、消してしまおうとしたけれど






 その度に





 光を放つ 




 あなたの 温もり求めない日はない






 「不二先輩。お待たせしちゃいましたか??」



 「・・・ううん、僕も今、来たところだから。」




 ほら、また光。

 どうしてだろうね。



 壊して


 足元に転がして


 僕に救いを求めるちゃん―



 
 
 そんな光景を考えてもみたけれど


 「今日も寒いですね。」


 「そう、だね。」



 実際にちゃんを前にすると


 そんな考えは洗い流されていく。




 


















 「愛してるよ。」















 歪んでる僕



 ねえ、君は愛してくれる?








 「私も、同じ気持ちです。」










 知ってるの?



 僕の黒い心の中を―








 「知ってますよ。



  ・・・私も少しだけ近い感情を持っているから・・・。」






 ちゃんになら





 僕は壊されてもいいよ。





 「私、不二先輩にだったら傷つけられたっていい。」







 あなたの唇にふれていたい
 あなたの愛にそのものになりたい
 

 どこかで失くした心のかわりに
 全て引き受けるそれもかまわない










 愛してる





 愛してるんだ






 歪んでいて






 まっすぐに





 純粋に、ちゃんだけを――






 ―あなたの幸せ願わない日はない―



END




初の歌詞引用モノです。
曲はGLAYのALL STANDARD IS YOU
実際の歌詞とはまた少しイメージ違いますね。

11/7 瀬尾亜梨子


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