魔王VS皇帝〜姫のハート争奪戦〜
空は快晴。今日は青学と立海大の練習試合である。
青学のテニスコートで両者向かい合う。その中で一際火花を散らしまくっている二人がいた。
「ふーん、わざわざやられにきたんだ。お疲れさま。」
青コーナー。青学の天才、青学最恐の男、不二 周助。素敵な笑顔と素敵な黒いオーラは今日も健在である。
「お前こそ惨めに負けるが良い。」
赤コーナー。立海の副部長兼皇帝。そして立海のラストサムライ(笑)真田 弦一郎。刀をつきつける姿はカッコイイ以前に銃刀法違反で捕まるぞ!!
他の面々はおびえたり、ため息をついて呆れたり、胃痛に悩まされていた。
そもそも、この二人がいがみ合う原因となっているのは青学のMG 。外見は可愛らしい美少女である。
「あのさ、試合始めなくて良いのかな?」
二人のいがみ合いを見ていたは立海のMGに声をかけた。
「はぁ・・・。はいはい!!試合するよ!!手塚君。ユッキー!!始めてくれる?」
パンパンと手を叩きながら指示をすると皆は、はっと我に返った。
シングルス1。神様のいたずらか・・・(多分幸村のいたずら・・・。)真田VS不二になった。
「まぁ、試合にも勝つしちゃんも渡さないからね。」
「それは、こっちのセリフだ。せいぜい後で吠え面をかくが良い。」
二人のバックから炎が見える。
青学のギャラリーでは、「あの不二(先輩)は敵にまわしたら絶対ヤバイ。」と口々に言っていたし立海のギャラリーでは「好きな女のことであんなに必死な真田(副部長)は滅多に見られない。」と言っていた。
試合内容も真田はリョーマ戦以上の強さを見せたし不二も切原戦以上の強さを見せていた。
それを見ていた二人は「にゃろう・・・。」と怒っていたが・・・。
恋は人を変えるって言うからね。
「あの二人さぁ・・・。」
立海のMGが二人の試合を見ながら呆れ気味に呟く。
「ちゃんにも選ぶ権利があるってこと完璧忘れてるよね。」
両方のギャラリーが、MGのほうに一斉に視線を向ける。そして皆同じ事を思った。
もっともだ・・・。と。
「んで、ちゃんは誰が好きなの?」
「えっと・・・。」
は頬を赤く染め照れながら俯きぎみに答えた。
「実はね・・・・・・。」
試合結果は引き分け。本当は引き分けなど無いのだがあまりに勝負がつかなくて手塚と幸村が止めた。
「こちらの勝負はつかなかったが、への気持ちはお前には負けん!!」
「まだ言ってるの?僕に勝てる訳無いじゃない。」
二人はまだコートで言い合いをしていた。ギャラリーは呆れて見つめている。
「はいはい、そこのちゃんバカ二人!!」
声のほうを二人はスゴイ剣幕で見た。だが声の主、立海のMGはひるむことなく続けた。
「ちゃんにも選ぶ権利ってものあるでしょ!?まったく。ちゃん!!もうこの際だから言っちゃいなさい!!」
を前に押し二人の前に立たせる。
「え・・・ちょ・・・。」
「ちゃん、誰が好きなの?」
「うむ・・・。」
二人に問い詰められはさらに顔を赤くする。
「あの・・・ね、真田君は好きだよ?けど友達の好きなの。不二君が恋愛の好きなんだけど・・・。」
上目遣いで見ると不二は赤くなってとても嬉しそうに笑っていた。
「でもね、二人とも私を好きになってくれてありがとう。」
が笑うと真田も多少辛そうではあったがふっと笑った。
今回、姫のハートを射止めた勝者は不二であったがテニスの試合とこれからのことは誰にもわからない・・・・・。かもしれない(笑)
終わり
後書き
8888番キリ番リク。
初!!VS物。難しい。しかも、なぜか立海MG出ずっぱり。
こんな感じでホントごめんなさい。
4/18 白王 龍華